◆米女子プロゴルフツアー JTBCクラシック 第1日(24日、米カリフォルニア州・アビアラGC=6609ヤード、パー72)
メジャー“前哨戦”が開幕した。第1ラウンドが行われ、米女子ツアー会員として米国本土での初戦を迎えた渋野日向子(サントリー)が2バーディー、1ボギーの71で回り、1アンダーでホールアウトした。現時点で暫定42位としている。
初日はショットが安定した。3番パー3で第1打をピン右約3メートルにつけて初バーディーを奪うと、11番は日本にはあまり見られない種類のポアナ芝にやられ、3パットでボギーとしたが、15番パー4では第2打でグリーンをとらえ、約5メートルの左に曲がるフックラインを決めきった。この日は午後スタート組でグリーン上は難しくなっていたが、ショットでチャンスを多くつくった。
昨年末の今季ツアー出場権を懸けた最終予選会を20位で通過。今月上旬にシンガポールで行われたHSBC世界選手権でツアー会員としてデビューし47位。今季2戦目のタイで行われたホンダLPGAでは8位に入りショットに手応えを得て、米国本土での今大会に入った。次戦は31日開幕の今季メジャー初戦、シェブロン選手権(カリフォルニア州)が控えており、大会前には「4日間戦うことが重要。しっかり予選を通過して良い状態で来週に臨めるようにしたい」と意気込んでいた。
2019年大会覇者の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は午前スタート組で、4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーでホールアウト。今季から米女子ツアー会員として本格参戦する古江彩佳(富士通)は3バーディー、3ボギーの72でイーブンパーで初日を終えた。世界ランク1位の高真栄(韓国)が65をマークし、7アンダーで暫定首位に立っている。