◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 第1日(7日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)7日=岩原正幸】史上4人目の連覇を目指す松山英樹(LEXUS)が、前半9ホールを1バーディー、1ボギーで首位と2打差のイーブンパー、17位で折り返した。
前夜からの雷雨の影響で30分遅れでのスタート。世界ランク7位で17年全米プロ選手権覇者のジャスティン・トーマス(米国)、昨年の全米アマチュア選手権王者のジェームズ・ピオット(米国)と同組で第1ラウンドは、午前11時15分に1番からティーオフした。
350ヤードの3番パー4でボギーが先行した。第1打をドライバーで右林に曲げると、第2打は目前の木の間を通し、グリーン手前へ運んだ。3打目を1・2メートルに寄せたが、パーパットをカップ左へ外してボギーとなった。8番パー5では、グリーン左手前20ヤードからの3打目を2メートルに寄せて、初バーディーを奪って拍手を浴びた。3月に負傷した首と肩胛骨痛が心配されたが、アジア人初のマスターズ王者は力強いショットを見せている。
大会5勝で、昨年2月の自動車事故で右足に重傷を負った後のツアー復帰戦となったタイガー・ウッズ(米国)は、6番で第1打をベタピンにつけるスーパーショットでバーディーが先行。「パトロン」と呼ばれる大観衆から大喝采を浴びた。しかし8番パー5で3打目、4打目をミスしてボギー。イーブンパーの17位で後半に入っている。
3年ぶり2度目の出場の金谷拓実(Yogibo)が1番、2番で連続バーディーを奪い、4番でボギーを喫し、首位と2打差の1アンダーの5位につけている。初出場でアマチュアの中島啓太(日体大4年)は、2番を終えて1アンダーの5位につけている。