3週連続Vに挑む西郷真央は4打差でホールアウト「先週よりショットの精度はいい」


1番ティーで笑顔を見せる西郷真央(カメラ 今西 淳)

1番ティーで笑顔を見せる西郷真央(カメラ 今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 第2日(9日、埼玉・石坂GC=6475ヤード、パー72)

 前週のヤマハレディースで2週連続優勝を飾った西郷真央が5打差の27位から出て、3バーディー、1ボギーの70で回り、通算3アンダーでホールアウトした。現時点で首位と4打差の暫定12位につけている。

 ショットは好調だったが、スコアを伸ばし切れなかった。1番パー5で2オンしてバーディーを奪うと、難関ホールの14番では2メートルにつけるバーディーで伸ばした。だが、グリーン左に池がある9番ではピンが左寄りに切られ、しっかりショットで攻めてピン手前3メートルの好機につけたが、バーディーパットが決まらず。18番も約4メートルを外すボギーで悔しげな表情を浮かべた。

 「今日は本当にパットが入らなくて悔しい一日でした。2~3メートルのバーディーパットがほとんど入らず、スコアにつながらなかった。9番では難しいピンポジションながらいい位置に置けたけど、(ラインの)読みが足りなかった。ただ、いいショットが多かった。そこは評価したい」と振り返った。

 1988年のツアー制施行後史上3人目(07年全美貞、19年鈴木愛)、最年少20歳での3週連続Vが懸かる。今季開幕戦では5打差をまくって初優勝。前週は4日間首位を守り完全Vを挙げた。逃げ切りと逆転の両方を経験し「追いかける方が自分らしいプレーができる」と自己分析する。現状、4打差を追う立場。“絶好”の位置で最終日を迎える。「先週優勝した時よりショットの精度はすごくいい。それがスコアにつながらないのはパッティングの差。最終日はパッティングが大事になる」と気を引き締めた。

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