鈴木愛が単独首位発進 前週V逸のリベンジへ「(年の)最初の1勝は大事だし難しい」


18番、ティーショットを放つ鈴木愛

18番、ティーショットを放つ鈴木愛

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第1日(15日、熊本・熊本空港CC=6499ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、ツアー通算17勝の鈴木愛(セールスフォース)が7バーディー、1ボギーの66と伸ばし、6アンダーで今季2度目の単独首位発進を切った。「ティーショットが難しいコースだけど、ラフに入ってもコースマネジメントが出来ていたので、スコアにつながった。特にアイアンが良かったし、いいパットも入ってくれました」と満足げに笑った。

 「アイアン」がさえた。1つ伸ばして迎えた5番パーでは残り148ヤードの第2打を8アイアンで2メートルにつけてバーディー。「今日イチ」のショットが飛び出した13番を含む12番からの3連続バーディーはいずれも6アイアンで好機につけた。「ショットが良かったのであまり長いパットを打つこともなかった」と笑顔。ショットで流れを得たパットの名手は、計23パットと安定したゴルフを展開した。

 前週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでは、1打差の単独首位で出た最終日にパットが決まらず、まさかの78と崩れ、21位終わった。「あまり落ち込まなかった」とすぐに切り替えたが「みんなは『こんなに優勝してすごいね』と簡単に『優勝』言うけど、1勝の重みはやっている人にしか分からない。(新しい)年に入っての最初の1勝は大事だし、難しいこと」と改めて実感したという。首位で迎える2日目以降へ「最終日に考え過ぎるところがあるので、あと2日間は私らしい守らず攻めのゴルフを見せたい」。今度こそ今季初勝利をつかむ。

最新のカテゴリー記事