◆日本男子プロゴルフツアー ▽ゴルフパートナー・プロアマ 最終日(22日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70)
最終ラウンド(R)が行われ、ツアー通算6勝の近藤智弘が11バーディーを量産し、ボギーなしで自己最少スコアを3打も更新する59をたたき出した。8打差の18位からスタートしたが、怒とうの追い上げで通算22アンダーとし、ホールアウト時点でプレー中の大槻智春と並び、暫定首位。これまでは2003年中日クラウンズ初日など62を過去3度マークしていたのが自己最少記録だった。「スーパープレー! もうびっくりですよ。人生初の50台。夢みたい」と喜びを爆発させた。
もともと左目が乱視で「(パターと球を)合わせてもずれる」という悩みがあった。第2Rからボールとパターに線を引き、この日のスタート前の練習場で「フィーリングが良かった」。その言葉通り、2番で4メートルを決めると、9番から14番まで圧巻の6連続バーディー。17番をバーディーとした時点で「夢の50台あるよ」と意識。パー4の18番は第2打をグリーン右のエッジに外したが、パターで5メートルをねじ込んだ。この日11個目のバーディーで右手を高らかに挙げて喜んだ。
ツアーでは58が最少記録で、2010年中日クラウンズ最終日の石川遼、昨年大会(ともにパー70)最終日に東コース(C)で金成玹が出している。なお、ツアーで50台で回ったのは石川、金、03年アコムインターナショナル初日(パー71)で59を出した倉本昌弘、今大会初日に西Cで59をマークした池田勇太に続き、ツアー5人目となった。