首痛抱えブッツケ本番の石川遼 69で6差33位発進「ギリギリかばわずに打てている」


9番、グリーンに向かって歩く石川遼 (カメラ・豊田 秀一)

9番、グリーンに向かって歩く石川遼 (カメラ・豊田 秀一)

◆日本男子プロゴルフツアー ASO飯塚チャレンジド 第1日(9日、福岡・麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72)

 ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)は、首痛で大会前の練習ラウンドができずも6バーディー、3ボギーの69をマーク。首位と6打差の3アンダーの33位で滑り出した。

 グリーン上がさえて15番から4M、4M、2Mを沈める3連続バーディーと終盤スコアを伸ばしてホールアウト。「全体的に球がつかまらず、右への傾向があったが組み立てることに徹した感じですね。知らないところに打つのは覚悟していたので。グリーン上は思ったよりもタッチは合っていますね。悪くは無いかな、と」と振り返った。

 帯同する佐藤賢和キャディーが、事前にコースを歩いてチェック。ティーショットの落としどころの見えないホールなどは、意見を聞きながら「キャディーさんに調べてもらって。その通りには打てなかったんですけどね」と苦笑いした。「ティーショットでガンガン行くのは難しいと思ったので。セカンド以降の勝負」と前週、1ラウンドで12~13回使ったドライバーは3ホールでしか使わなかった。

 前週の大会中に痛めた首の状態に関しては「ギリギリかばわずに打てている。違うスイングをしている感覚は無いので、言い訳にはならないレベルの感じかな」と説明した。第2ラウンドに向けては「4つのパー5をしっかり取れるゴルフをして、パー3とパー4でいかにミドルパットを決めていけるか」と攻略法を見据えていた。

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