荒川怜郁「100点以上のゴルフができた」 ツアー史上初のプロデビュー戦Vへ2位発進


開幕戦の第1組、1番ホールでオナーを務めたルーキーの荒川怜郁。緊張の中、3アンダー2位で堂々のデビューを飾った(カメラ・今西 淳)

開幕戦の第1組、1番ホールでオナーを務めたルーキーの荒川怜郁。緊張の中、3アンダー2位で堂々のデビューを飾った(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー開幕戦▽ダイキンオーキッドレディス 第1(2日、沖縄・琉球GC=6560ヤード、パー72)

 昨年11月にプロテストに合格したルーキーの荒川怜郁(れいか)が5バーディー、2ボギーの69で回り首位に3打差の2位。ツアー史上初のプロデビュー戦優勝へ好スタートを切った。「100点以上のゴルフができた」と笑顔を見せた。

 山下美夢有、西郷真央、笹生優花らと同じ2001年生まれの「新世紀世代」は、岐阜の中部学院大に通う現役女子大生プロでもある。昨年大会は10位でベストアマを獲得。プロになって地元沖縄に帰ってきた。「すごい緊張はしていました。チョロするんじゃないかって」と言いながら、思い切って振った第1打はフェアウェーへ。左6メートルを沈めてバーディー発進を決めた。

 昨年も初日に3アンダーをマークし、4位と好スタートも、2日目に75と崩れて後退した。「去年は2日目に貯金をなくしてしまった。いつも初日がいいと気持ちに余裕ができて暴れ出しちゃうので、もう1回引き締め直して明日を迎えたい」と気合いを入れ直した。

 オフの「ダンロップトミー合宿」で指導を受けた中嶋常幸から、1週間前にショートメールでメッセージが届いた。「ファンの人を大切にして回りなさい」。その言葉を大切にしながら回ったプロ最初の18ホールだった。地元の声援を力に変え、残りの54ホールも全力を尽くす。

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