「ゴルフ天才少女」須藤弥勒に300万円の特注パター ワールド山内が提供


ワールド山内の山内雄矢社長から300万円の特注パターを提供された須藤弥勒(提供写真)

ワールド山内の山内雄矢社長から300万円の特注パターを提供された須藤弥勒(提供写真)

 史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(ゴルフ5)は12日、パシフィコ横浜で開催されたアジア最大級のゴルフショー「ジャパンゴルフフェア2023」に来場し、ワールド山内のブースで、同社の高級ブランド「ワールドクラフトデザイン」のパターを提供された。

 最新鋭の加工機械・計測器などで正確・精密なモノ作りをモットーとする同社が手がけるパターは超高額で知られ、今回、弥勒が提供された特注パターは総額300万円という。弥勒は「このパターで素晴らしい成績を残すことがワールド山内さんへの恩返しになると思いますので、パターが自分の体の一部となるくらい一生懸命に練習します」と意欲的に話した。

 山内雄矢社長は「弥勒選手は我が社のパターでジュニアメジャー4冠のうちの2冠を取ってくれました。その後も、サポートを続けています。体の成長とともに打ち方も少しずつ変化していますので、今回、その変化に合ったパターを設計段階から綿密に製作しました」と説明した。「こんなに親身になって選手の特徴を把握し、0・01ミリ単位まで考えたパターを作っていただき、本当にありがたいです」と弥勒は笑顔で感謝した。

 昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、弥勒は所属契約を結ぶゴルフ5をはじめ、12社・団体のスポンサーを持つ。破天荒なアマチュアゴルファーは「300万円パター」という強力な武器を手に2023年シーズンも暴れ回るつもりだ。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。11歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇し、頭角を現す。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入りした。現在、ドライバーの飛距離は約210ヤード。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

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