青木瀬令奈、最大8差から大逆転V 史上14人目のノーボギー制覇 上田桃子は大失速の6差3位タイ終戦


ティーショットを放つ青木瀬令奈

ティーショットを放つ青木瀬令奈

◆女子プロゴルフツアー Tポイント×ENEOS 最終日(19日、鹿児島・鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72)

 4打差2位から出た青木瀬令奈(リシャール・ミル)が8バーディー、ボギーなしの64で回り、大会記録の通算17アンダーで逆転優勝を飾った。昨年7月の資生堂レディス以来のツアー通算4勝目。一時は首位に8打差をつけられたが、後半に5バーディーと勝負強さを見せた。54ホール以上では、史上14人目のノーボギー優勝を達成した(1990年以降)。

 米ツアーを主戦場とする笹生優花が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で13アンダーの2位に入った。

 単独首位で出た通算17勝の上田桃子は、開始5連続バーディーで大量リードした後、11、13番のダブルボギーなどで74と失速。昨年4月以来の優勝を逃し、11アンダーの3位に終わった。

 原英莉花が65で、上田、小祝さくら、稲見萌寧らと並び11アンダーの3位。昨季年間女王の山下美夢有が大会新で最少の63で回り、10アンダーの12位に追い上げた。

 17歳の馬場咲希(代々木高2年)は5バーディー、4ボギーの71。通算9アンダーの16位でベストアマチュアを受賞した。

 ◆青木 瀬令奈(あおき・せれな)1993年2月8日、群馬・前橋市生まれ。30歳。7歳でゴルフを始め、前橋商高で2008年全国高校選手権夏季大会制覇。11年にプロテスト合格。17年ヨネックスレディスでツアー初優勝。通算4勝。昨季までの3年間、選手会長にあたるプレーヤーズ委員長を務めた。ドライバーの平均飛距離は約220ヤード。153センチ、50キロ。

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