金谷拓実、欧州、アジア、日本の3ツアー制覇へ2差4位「いいプレーができた。自分らしいプレーを」


金谷拓実

金谷拓実

◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第3日(22日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)

 5位で出た金谷拓実(24)=Yogibo=が、4バーディー、1ボギーの67をマークし、通算11アンダーで首位と2打差の4位。松山英樹以来となる欧州、アジア、日本の3ツアー制覇へ、逆転を狙う。連続60台の日本ツアー記録を17ラウンドに更新した星野陸也(26)=興和=も4位に浮上。64で回ったアーロン・コカリル(カナダ)が13アンダーで単独首位に立った。

 金谷は小さく右拳を握った。最終18番。残り150ヤードの第2打を、9アイアンで1メートルにつけてバーディー締め。「いいプレーができた。優勝するチャンスは十分にあると思う。明日も自分らしいプレーをして頑張りたい」と、静かに闘志を燃やした。

 前週のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ・ベトナム」は、単独首位でスタートした最終日にスコアを落とし、4位に終わった。2月の「インターナショナルシリーズ・オマーン」に続くツアー2勝目はならなかったが、悲観はしていない。「最終日はなかなかいいプレーができなかったけど、そういうタイミングもある。今週もいいプレーができているので、明日も同じことを繰り返すだけ」。気持ちは切り替わっている。

 アジアンツアー初優勝から2か月。今度はDPワールドツアー(欧州ツアー)初勝利のチャンスが訪れた。2週続けての優勝争いに、浮足立つこともない。「去年はなかなか、そういう優勝争いもなかった。徐々に良くなっていると思うし、今は自信があるので、毎日同じことを繰り返すだけ」。松山英樹以来の欧州、アジア、日本の3ツアー制覇へ。平常心で自分のプレーを貫くだけだ。(高木 恵)

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