史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(ゴルフ5)は22日、親交が深いタレントの関野勤にゴルフでも生かせる「間」を学んだことを明かした。
弥勒は20日に家族とともに関根が座長を務める「カンコンキンシアター34クドい!~飯尾和樹スターに成りました~」(東京・銀座博品館劇場)のプレオープニングに招待され、観覧。「一言でいうと、面白かったです。たくさん笑いました」と満面の笑みを見せながら話した。その後、一転、真面目な表情で「関根さんや飯尾さんをはじめ、一流のお笑いのプロは独自の『間(ま)』の取り方を持っていると思いました。自分の力を最も発揮できる時間を自分でつくる、というような感じです。これはゴルフにも生かせると学びました」と話した。父の憲一さんは「関根さんに優しくしていただき、ありがたいです。一流の方々との交流は弥勒にとって貴重な経験になります」と感謝した。
同公演は30日まで開催中。「もう一度、行きたい」と弥勒は元気よく話した。「関根さんは40年も芸能界のトップを走っています。私もゴルフ界の関根勤になれるように長く活躍したいです」と意気込んだ。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。11歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇し、頭角を現す。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入りした。現在、ドライバーの飛距離は約210ヤード。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、弥勒は所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。