中島啓太が暫定2位浮上「数年ぶりの感覚のいいショット」も出た…BMWツアー選手権森ビル杯第3日


2番でティーショット放つ中島啓太(カメラ・頓所美代子)

2番でティーショット放つ中島啓太(カメラ・頓所美代子)

◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMWツアー選手権森ビル杯 第3日(3日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)

 第3ラウンドは午後6時57分、日没サスペンデッドとなり、18組53人が競技を終えられなかった。3位から出たツアー1勝の中島啓太(フリー)が11番まで終え、5バーディー、1ボギーとスコアを4つ伸ばし、暫定2位に浮上している。

 パー5の6番でスーパーショットが出た。第1打を左の林に曲げてOB。ピンまで280ヤードを残し、フェアウェーから暫定球を3ウッドで放った第4打をグリーンに乗せた。「数年ぶりの感覚のいいショット」という1打だった。ボギーでこのホールを終えたが、「むしろいい流れに乗っていけた」と笑顔を見せた。9番から3連続バーディーでこの日を終えた。

 パッティングの調子も良く、4番では7メートル、10番では10メートルのバーディーパット沈めた。11番は日没直前で暗く、ラインも読みにくかったが、4メートルをしっかりと決めた。

 前週のミズノオープンは同学年の平田憲聖(エレコム)とプレーオフの末、敗れた。第3ラウンドは平田と同組。「スタートホールで優勝者としてコールされるので、意識はした」と悔しさは残っている。だが「ポーカーフェースでも、強い気持ちを感じるところは尊敬できる」といい、ともにラウンドしより実感したという。

 アマ時代からしのぎを削った金谷拓実(Yogibo)が10ホールを終えて暫定首位。最終日最終組で戦う可能性もある。「勝負できる立場までいきたい」と競演を望んだ。プロ初Vもかかるが「気負わず自分のできるいいゴルフを目指す」とあくまでも目の前のプレーに集中するつもりだ。4日は午前6時30分に第3ラウンドの残りが再開され、同9時20分から最終ラウンドがスタートする予定。

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