小祝さくら「北海道での優勝はずっと目標です」 悲願の地元Vに王手


2番で2打目を放つ小祝さくら(カメラ・頓所美代子)

2番で2打目を放つ小祝さくら(カメラ・頓所美代子)

◆女子プロゴルフツアー  ミネべアミツミレディス 第3日(8日、北海道・真駒内CC空沼C=6420ヤード、パー72)

 北海道・北広島市出身でツアー通算8勝の小祝さくら(ニトリ)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算11アンダーで単独首位に浮上した。同じく北海道生まれの宮沢美咲、菊地絵理香と4日連続で同組で回ることが決まった。「まさか明日もとは。北海道の3人で毎日プレーできていることがうれしい」とほほ笑んだ。

 6番パー5で1メートル半のイーグルパットがカップに蹴られたが、10番で段下からの20メートル、17番では15メートルのバーディーパットをねじ込んだ。「びっくり。昨日もそうだったんですけど、2メートルとか入らないのに、それは入るんだなみたいな。分からないものだなって思ってやっていまいた」。

 北海道開催の大会で初めて、自宅ではなくホテルから通っている。試合モードを保ちつつ、食生活を楽しんでいる。7日夜は札幌市内の人気スープカレー店「Suage+」に30分並んで入店した。「全然バレないというか。そこまで知名度もないので」と謙遜。一番人気の「パリパリ知床鶏と野菜カレー」を食し、V争いへのエネルギーを蓄えた。

 北海道には悔しい思い出がある。2020年8月のニトリレディス(小樽CC)で、笹生優花に2打及ばず2位に終わった。「その時にまたリベンジしたい、いつか優勝したいという気持ちが強まった。北海道での優勝はずっと目標です」。地元でのウィニングパットを思い描いた。

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