◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 練習日(17日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)
前週の日本オープンで日本ツアー初優勝を飾り、16日に今大会への推薦出場が発表になった岩崎亜久竜(あぐり、フリー)は17日、松山英樹とアダム・スコットとインコースを回った。
16日にコースで松山から「おめでとう」と声をかけられた。「昨日会った時に練習ラウンドを誘ってくれて、うれしかった」と興奮。同じ黒宮幹仁コーチに師事する憧れの人との、2年連続のラウンドが実現した。
昨年は序盤のホールでフェアウェーからの第2打をアイアンで「チョロ」したほどの極度の緊張から、松山のプレーを目に焼きつける余裕はまったくなかったが、この日の9ホールはひたすら目に焼きつけた。「次元が違うというか、本当にうまい」とうなった。「攻め方。ロケーションに対してのドロー、フェードとか球のチョイス」など、学びは多かった。
日本オープンに出場していたアダム・スコットからは「先週の長いラフで、どうやってプレーしたんだ。良かった要因は何だ?」と質問を受けた。「てんぱっちゃって、『パター!』しか言えなかった」。25歳は恥じらいの笑みを浮かべた。
昨年大会は67位だった。「去年よりは調子もいいので、もっと上を目指して頑張りたい。手応えは去年よりずっとある」と19日の開幕を待ちわびた。勢いを断つことなく、ティーグラウンドに立つ。