
4番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第3日(18日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
4位から出た賞金ランク1位の中島啓太(フリー)は3バーディー、2ボギーの70で回り、通算7アンダーの3位に浮上した。19日は今季8度目の最終日最終組でのプレー。「優勝を一番意識できる」と5打差を追いかけるには絶好の位置だと話した。
5番でバーディー先行も、8番で残り85ヤードでグリーンを外しボギー。9番ではティーショットを林に入れて、連続でスコアを落とした。「今日、一番ストレスを感じていたところ」と自身のミスショットにいら立ちが募った。それでも後半は気持ちを切り替え、13、16番で伸ばし、アンダーパーで一日を終えた。
首位の杉浦悠太(日大4年)は1学年下で、ジュニア時代から切磋琢磨した仲。19年から22年まではともに日本ゴルフ協会ナショナルチームとして活動。「明るくて、くん付けで呼ばれている」というほどの仲の良さ。だが、最終ラウンドは5打差を追いかけて後輩に挑む立場となった。「一緒にプレーするのは久しぶりですし、すごく調子がいいと思うので楽しみ。でも、勝つつもりで頑張りたい」。目標の賞金王へ、ビッグタイトルは譲らない。