上田桃子がウェア販売会を開催 2023年シーズンは「難しい1年だった」来季目標は「メジャー優勝」


ウェアの販売イベントを行った上田桃子(カメラ・富張 萌黄)

ウェアの販売イベントを行った上田桃子(カメラ・富張 萌黄)

 女子ゴルフでツアー通算16勝の上田桃子(ZOZO)が10日、東京・新宿区の小田急百貨店新宿店で、契約するパーリーゲイツとマスターバニーエディションのコーディネート販売会に参加した。10組のファンのウェアを選び、サインや写真撮影で交流を楽しんだ上田は「洋服には昔から興味があった。人のコーディネートを考えるのは好き。楽しいしうれしい」と終始笑顔を絶やさなかった。

 この日はブランドのロゴがあしらわれたニットと黒のパンツを着用。「一番推しのロゴのアウターと、暖かいパンツでお客さんにも推せればと思って」とこだわりを明かした。昨年も自らの希望で、別店舗での販売会を実施。「勧めるのは下手」と話すが、上田が選んだウェアをファンは次々と購入。来店者の多くは年齢層の高い男性だったため「“イケオジ”と思ってもらえるイメージで勧めた」と振り返った。

 今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで2位の好スタートを切るも、優勝には手が届かず「難しい1年だった」と総括。「準備はしっかりできたが、優勝には技術的な部分を伸ばせれば、近づいたかなと考えられるポイントもあった」と振り返った。一方で、「やっていることは間違っていないと、再確認できた」と自身の取り組みは成果として表れていると手ごたえを感じていた。

 年明けからは辻村明志(はるゆき)コーチのもとで調整するという。「自分のいい部分を伸ばしていければと思っている。今年はいい集中力が出せなかった週が多かった。来年はガッと入ったときの迷わなさや、決断で勝負していければ」とオフには長所を磨く予定だ。来季の目標には「メジャー優勝」を掲げた上田。「今年もメジャー優勝ができなかったので、悔しさは強い」と57度挑戦し、手にできなかったビッグタイトルを来季こそは手にしたい思いを、改めて口にした。

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