今春最年少プロ転向の15歳香川友が新年の誓い「いろいろな経験をして頑張っていきます」…目標は大谷翔平


香川は昨秋、ツアー出場権をかけた予選会に出場した(提供写真)

香川は昨秋、ツアー出場権をかけた予選会に出場した(提供写真)

 国内男子ゴルフで今年春に15歳7か月の史上最年少でプロ転向する香川友(とも、15)=千葉・野田一中3年=が10日までに取材に応じ、新年の誓いを立てた。

 元日からラウンドするなど“プロ1年目”に向け早速、本格始動している香川は「プロになって少しずつ前に進んで、いろいろな経験をしていき頑張っていきます。そして、大谷翔平選手(ドジャース)のように真剣さと笑顔の絶えない、皆さんに好かれるプレーヤーになりたいです。応援よろしくお願い致します」と語った。現在は野田市を拠点に、コースのラウンドがメイン。専門家にトレーニングの指導を受け、3月のプロ入りに向け調整を続ける。

 2008年生まれの中学3年生は身長175センチ、体重103キロの体から放たれるパワフルなドライバーショットと、研究熱心さのたまものであるウェッジなど小技が持ち味だ。父・正宏さんの影響でゴルフを始めた、1歳からコースデビュー。茨城県にある本格的なゴルフコースで1ホールを回ったという。

 その後も様々なコースを経験した。小学3年生の頃に石川遼、中島啓太、笹生優花のジュニア時代に携わった吉岡徹治氏から誘いを受け、タイのジュニアの試合に参加。組み合わせの中に日本人が誰もいない環境で1人で泣きながら回るなどタフさを身につけた。米国、タイ、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、インド、その他各国で試合経験を積んだ。フィリピンのアマの試合では最年少予選通過を果たした。

 小学6年の時からプロのミニツアーに参戦して、2020年7月には栃木・サンヒルズCCでプロと同じティーグラウンドから72のスコアで回った。同年、7585ヤードを誇る茨城・ザ・ロイヤルGCで行われたプロの試合で、5アンダーで優勝。ベストアマも複数回獲得した。

 中学入学後は21年にそれぞれ予選会を突破し、関西オープン、ANAオープンの本戦に出場した。昨年、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が実施するツアー出場権をかけた予選会に参戦し、1次、2次を通過して3次に進出(81位)。JGTO内で話し合いが行われ、中学を卒業する3月13日をもって最年少プロに転向することが決まった。

 ◆香川 友(かがわ・とも)2008年7月31日、千葉・野田市生まれ。15歳。1歳から父が経営する「関宿ゴルフ練習場」で打ち始める。ドライバーはキャリーでの飛距離で300ヤード近く。憧れの選手はフィル・ミケルソン(米国)。趣味、特技は海釣り、サーフィン、スケボー、野球。好物は吉野家の牛丼。

 ◆スポンサーは9社 豫洲短板産業株式会社、明治安田生命、株式会社けんせつパーク、大門パフォーマンススタジオ、株式会社釣八、MASSパートナーズ法律事務所、その他3社となっている。

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