韓国の賞金女王・李叡源が単独首位でデビュー戦V王手 山下美夢有と“日韓女王対決へ”「自分のスコアのみに集中」


6番、ティーショットを放つ李叡源(カメラ・今成 良輔)

6番、ティーショットを放つ李叡源(カメラ・今成 良輔)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(4日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 1打差2位から出た、昨季韓国ツアーで3勝を挙げて賞金女王に輝いた日本ツアー初出場の21歳、李叡源(イ・イェウォン、韓国)が5バーディー、ボギーなしでこの日ベストスコアの67をマークし、単独首位に浮上。日本ツアーデビュー戦Vに王手を掛けた。

 1番で2メートルを沈めてバーディー発進。その後はチャンスにつけられない時間が続いたが、9番で5メートルをねじ込み、ギアが上がった。「前半は暑くて体力的につらかった。後半になったら集中力が上がって、バーディーをとることができた」とうなずいた。

 韓国では「パーフェクト・バニー」の愛称で親しまれる。ほかにも「メンタル・クイーン」の異名を取る。「ミスショットをしても転換が早い。引きずらないでどんどんいける」と自身の強みを語った。3打差2位につけるのは、日本の年間女王・山下美夢有(みゆう)。昨季の“日韓女王対決”の様相となったが、2人が初めて顔を合わせたのは4月30日。「最終日に一緒にできるのが光栄ですし、すごい楽しみ」と最終日最終組対決を心待ちにした。

 同じく東コースで開催された2015年は、韓国の田仁智(チョン・インジ)が逃げ切りV。憧れる先輩に続く快挙へ、「周りのスコアを気にしないで、自分のスコアのみに集中して1打、1打大切にプレーしていければ」と気を引き締めた。

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