全米女子OP21人出場の日本勢、史上最多14人が決勝ラウンドへ 世界ランク上位陣のパリ五輪出場争い過熱


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 第2日(31日、米ペンシルベニア州ランカスターCC=6583ヤード、パー70)

 15位で出た渋野日向子(25)=サントリー=は3バーディー、3ボギーの70で回り、通算1オーバーの5位に順位を上げた。2019年の全英女子オープンに続く日本人初のメジャー2勝目へ、トップとの5打差を追う。単独首位からスタートした笹生優花(22)=フリー=は71で回り、3打差3位に順位を下げた。21人が出場した日本勢は、メジャー歴代最多14人が決勝ラウンドへ進出。67のウィチャニー・ミーチャイ(タイ)が、4アンダーでトップに立った。

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 日本勢の世界ランク上位は全員決勝ラウンドに進み、パリ五輪代表争いが熱を帯びてきた。現在ランキングトップの畑岡、2番手の山下、3番手の古江はいずれも16位につけ、4番手の笹生は3位の好位置にいる。畑岡は「まだまだ上を狙える位置。がんがん攻めたい」と追い上げを期し、古江も「まだ上は見える位置なので、チャンスにつけたところで伸ばしていきたい」と、さらなる浮上を目指す。

 ◆女子ゴルフのパリ五輪への道 6月24日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は8月7日から4日間、フランス「ル・ゴルフナショナル」で72ホールストロークプレーの個人戦で争う。21年東京五輪は畑岡奈紗と稲見萌寧が出場し、稲見が日本初のメダル獲得となる銀、畑岡が9位だった。

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