
会見に臨んだ(左から)井上尚彦氏、中曽根弘文氏、池谷正成氏、山中博史氏
日本ゴルフ協会(JGA)と日本高等学校(高ゴ連)・中学校ゴルフ連盟は5日、都内で会見を開き、2025年度から日本ジュニアゴルフ選手権が両団体による共催大会になると発表した。
最大の理由に「子供たちの健康のため」を挙げた。高ゴ連主催の全国高校・中学選手権(通称「緑の甲子園」)とJGA主催の日本ジュニア選手権は、酷暑の8月に2週連続の過密日程が組まれてきた。JGAの池谷正成会長は「過密日程での選手の移動や、暑さのなかでの連戦は選手の健康に危険な状況だった。このような現状を憂い、夏休み期間中の選手の負担軽減を図り、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように共催に合意した」と経緯を説明した。夏の全国選手権は団体戦のみの開催となる。
ともに歴代優勝者に松山英樹、宮里藍、横峯さくららが名を連ねる伝統の大会が一つになることで、「日本タイトルの価値向上」にもつながる。ジュニアゴルファー日本一を決める最も権威ある試合として、存在感を発揮していくことが期待される。第69回大会として行われる2025年の日本ジュニア選手権は8月20~22日に、男女15~17歳の部は埼玉・霞ヶ関CCで、男女12~14歳の部は埼玉・東京GCで行われる。