◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第2日(29日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)
単独首位から出た桑木志帆(大和ハウス工業)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで暫定2位につけている。「チャンスについても、パターを決め切ることができなかった。(ラインを)読めてもショートしたりしたことが、あまり伸ばせなかった要因」とグリーン上で苦戦。それでも後半はミスなく伸ばし、「アンダーで回れたことは明日につながる」とうなずいた。
前日の大雨でフェアウェーにも影響があったという。「泥が付いたまま打ったり、ナイスショットしてもキャリーしかないので、2打目の距離が残って難しくなった」。インから出たこの日は17番では3パットなど、グリーンコンディションの変化にも対応しきれない様子だった。それでも8番では3メートルを沈めてアンダーパーに乗せた。今季はパットを課題としているが「去年よりは全然打てている。上りと下りのメリハリをつけてやりたい」と最終日へ向けて練習場での調整に向かった。
中止となった28日は予定通りネイルサロンに行き、気分も一新した。「絶対キラキラを入れる」と今回のネイルはシルバーを基調とし、ラメやストーンを散らした。時計もシルバーのストーンで装飾されているが「これはドンキです」と笑った。昨年大会はプレーオフで敗れて2位。昨季はこの試合を含めて3度の2位を経験した。「うまく自分らしいプレーができたら優勝できるんじゃないかな」とショット力を武器に悲願の初優勝を挙げ、試合でのシルバーコレクターは返上する。