安田祐香が暫定5位に浮上 悲願の初V前進も淡々「優勝は目指すが、自分のやりたいゴルフができたら」


予選第2ラウンド、9番ティーショットを放ち笑顔を見せる安田祐香(カメラ・今西 淳)

予選第2ラウンド、9番ティーショットを放ち笑顔を見せる安田祐香(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第2日(29日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)

 5打差17位から出た安田祐香(NEC)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算6アンダーで暫定5位に浮上した。前半に1つ伸ばすと、11番で3メートル、12番で10メートルをねじ込んだ。16番パー5では残り108ヤードを48度ウェッジで打ち、30センチにピタリとつけた。

 パー5で2度のピンチを乗り越えた。7番は第2打を深いラフに打ち込んだ。4打目も40ヤードほど残ったが、寄せてパーセーブ。13番ではティーショットをバンカーに打ち込むと、2打目は出すだけに。3打目でもグリーンに乗らず、パーパットは6メートルを残した。それでも、これを見事に沈めて「パーにしたことが大きかった」とうなずいた。

 前週のアース・モンダミンカップは単独2位でフィニッシュ。2640万円と180ポイントを獲得した。「こんなにお金をもらうのは初めて。ポイントもしっかりもらって、うれしい」と笑みを浮かべた。好調なように見えるが、「すごい調子がいいわけではないが、うまくまとめられてる」。今週はパターの読みがあっており、4月からスタンスを狭くしたことも奏功。「しっかりミートできている」と打感が良くなったと話した。

 プロ4季目を迎えた今年。初優勝を待ち望むファンも多い。「常に安定したゴルフをしたい。優勝は目指すが、自分のやりたいゴルフができたら」と淡々と答えた。安田が求める究極のゴルフは「ミスがないゴルフ。ゴルフは絶対にミスがあるので、大きなミスにつながらないゴルフがしたい」。最終日も安定感を発揮し、悲願の1勝を目指す。

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