
3番ティーショットを放つ小祝さくら。初日5アンダーで4位の好スタートを切った(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第1日(4日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
昨年覇者の小祝さくら(ニトリ)は7バーディー、2ボギーの5アンダー67で回り、首位と2打差の4位と好スタートをきった。
1、2番でショットが安定せずに連続ボギーを喫した。そこでズルズルいかずに巻き返す底力が光った。「しょうがないかなって。まだ出だし2ホールだったので、チャンスはいくらでもある。ここからとにかく頑張るしかないと思って、けっこう前向きにプレーできた」と振り返った。
15番では会心の一打が飛び出した。残り95ヤードのつま先上がりの第2打。50度のウェッジで、手前に切られたピンそば1メートルにからめてバーディー。「すごいうまく打つことができた。思い通りのショットが打てた」と笑顔になった。
2オーバーが、終わってみれば5アンダー。「いや、なんかもう、ゴルフってよくわかんないなって。ショットも朝の練習では曲がる気配がなかったし、それでもティーショットを曲げてしまったり。そこからはすごくショットがいいわけでもなかったけど、こうやってスコアを伸ばせたり…」と首をかしげた。
地元の声援を味方につけ、好位置で初日を終えた。連覇への意識は「まだ1日終わっただけなので、まったくないです」と言い切った。残り54ホールに向けて「今日は流れがよかったので、今週いい流れを続けられるように頑張りたい」と穏やかに言った。