原田凌プロが「体の動きでゴルフが変わる」をテーマに、プロとアマの体の使い方の違いを解説するレッスン。最終回はプロのアドレス時のルーチンです。
プロゴルファーがアドレスに入るしぐさは、なぜだか格好いいですよね。今回は、プロとアマのアドレス時のルーチンの違いについて話します。
アマチュアの人がティーボックスに入る時のルーチンは、正面を向いて直立してクラブを飛球線上に向け、目標(ターゲット)を確認した後に、スタンスをとってから構えを決める場合が多いようです。特に構えている時間が長いと、力みが生じてミスショットにつながります。
一方、ほとんどのプロは、体をやや右に傾けながら飛球線上を見ながらティーボックスに入るルーチンになっています。テレビなどで見ていてもすごく格好が良いですよね。実はこのようなルーチンをとるのには、しっかりとした理由があるのです。
プロは、上半身の重心を左上に引き上げた「構えの基本形」の状態を作ってからティーボックスに入っています。そのまま前傾するとハンドファーストになるのが分かりますよね。あとは、その形を崩さずに構えるだけなので、構えてからの時間が短くなり、上半身や腕が力まないため、周りの状況が確認できる上、スイングがスムーズになるので、飛距離アップとミス回避につながります。
スイングの基本はできているのに、ティーショットが力んでミスしている人は、プロのルーチンを取り入れてみることをお薦めします。
これで、私のレッスンは終わります。「もっと飛ばしたい」、「スコアを縮めたい」など、ゴルフのスキルをさらにアップさせたい人は、一度「チームアイゴルフスタジオ」を訪ねてみてください。(おわり)
◆原田 凌(はらだ・りょう)1994年2月7日、大阪府生まれ。30歳。父親の影響で10歳からゴルフを始める。大院大高から大院大へ進学。12年、関西学生ゴルフ選手優勝。15年、日本学生ゴルフ選手権3位。同年12月にツアープレーヤーに転向。現在はチームアイ大阪ゴルフスタジオで統括マネージャー。165センチ。
原田プロがレッスンを行う「チームアイゴルフスタジオ」は、大阪発のプロゴルフチームのTEAM―I OSAKAが監修するインドアゴルフスタジオだ。
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