13歳になった「ゴルフ天才少女」須藤弥勒がツアーデビュー 22日開幕のニトリL、30日開幕のゴルフ5Lで連戦


22日開幕のニトリレディスでツアーデビューが決まった須藤弥勒

22日開幕のニトリレディスでツアーデビューが決まった須藤弥勒

 史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(13)=ゴルフ5/太陽自動車=が22日に開幕するニトリレディス(北海道・桂GC)に主催者推薦で出場することが6日、正式決定した。この日、13歳の誕生日を迎え、日本女子プロゴルフツアーが定める出場可能な年齢に達したことで大会主催者が発表した。また、翌週の30日に開幕するゴルフ5レディス(岐阜・ゴルフ5CみずなみC)にも連戦で主催者推薦出場することも決定。話題の弥勒がいよいよツアーデビューを果たす。

 弥勒は「ようやく13歳の誕生日を迎え、日本女子プロゴルフツアーの試合に出場することができます。全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメントした。

 中学生のアマチュアながら計16社から推定総額3億6000万円以上の支援を受けている破天荒な13歳は、ただ、デビューするだけではなく、歴史的な快挙を狙っている。13歳以上という年齢制限が設けられる以前には2011年の大王製紙エリエールレディスで松原由美が12歳270日、2002年のリゾートトラストレディスで金田久美子が12歳298日で予選通過した例があるが、現行の年齢制限が設けられた以降としては史上最年少の予選通過を目指す。「予選通過をすれば、現行ルールになってからの最年少予選記録になるので、ニトリレディスかゴルフ5レディスで歴史に名を刻みたいです」と弥勒は意欲満々に話した。

 これまで国内のジュニア大会に出場することなく、その実力は未知数という声もある中、弥勒が、ついに表舞台に立つ。 

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。13歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ計16社に推定総額3億6000万円以上の支援を受けている。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

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