竹田麗央、プロゴルファーの母・哲子さんがたたえる試合中の修正力 前夜は「緊張してる」とも


2番、ティーショットを放つ竹田麗央(カメラ・豊田 秀一)

2番、ティーショットを放つ竹田麗央(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 最終日(8日、沖縄・かねひで喜瀬CC=6670ヤード、パー72)

 21歳の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が5バーディー、2ボギーの69で回り通算19アンダーとし、初のメジャー制覇を達成した。初日から首位を譲らず逃げ切り、日本人で初めて今大会で4日間完全優勝。19アンダーは2021年の稲見萌寧に並ぶ大会記録となった。

 前週ゴルフ5レディスに続く、2週連続優勝で今季&通算6勝目。今季21試合目での年間6勝到達は歴代4位のスピード記録となり、年間女王を争うメルセデス・ランクでも400ポイントを加え、トップを独走する。

 試合を見守ったプロゴルファーの母・哲子(さとこ)さん(56)は快進撃について「トントンといきすぎていて、驚いています」と目を丸くした。娘の成長した部分を「いつもと違う時とか、ラウンド中に自分で修正ができるようになり、安心しています」とたたえた。母の影響でゴルフを始めたが、最近は「気になる時だけ向こうから聞いてくる」という程度で、指導や助言する場面もほとんどないという。

 2年前の予選会(QT)以降は母はキャディーをしておらず「『お母さん、もういい』って。その時はさみしかったですけど(笑い)」と振り返るが、自立した姿に目を細めた。3打差の単独首位で迎えた前夜(7日)は「緊張してる」とこぼしていたというが、母は「しょうがないね。みんな緊張してるから」と声かけしたやり取りを明かした。

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