河本力「考えれば考えるほど苦しくなる」 悔し涙…1打及ばず2位


18番をバーディーでホールアウトし声援に応える河本力。通算10アンダーの2位に終わった(カメラ・今西 淳)

18番をバーディーでホールアウトし声援に応える河本力。通算10アンダーの2位に終わった(カメラ・今西 淳)

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(10日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 4位から出た河本力(大和証券)は5バーディー、2ボギーの67で回り、通算10アンダーで2位に終わった。優勝した石川遼(カシオ)に1打及ばず、2022年以来2年ぶりのツアー3勝目はならなかったが、今季ベストフィニッシュとなった。

 17番パー3で痛恨のボギーを喫したが、最終18番パー5をバーディーで締めた。「最後まで諦めることなく、18番で良いバーディーを取れたし、来週からにつながると思う」。目に涙をためながら、必死に前を向いた。

 「ずっと状態はよく来ている」というものの、なかなか結果につながらない。「考えれば考えるほど苦しくなるんですけど…」と言葉を詰まらせた後、「出し切れています」と自分に言い聞かせるように口にした。「今週、パッティングがすごくよかったので、継続してやっていければ、自分にもチャンスがあると思う。しっかりつかんでいきたい」。悔しさを力に、残りのシーズンを戦う。

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