河本結 今の景色は「自分とゴルフ」 初のメジャーVへ4差9位発進


15番ティーショットを打つ、河本結(カメラ・古川 剛伊)

15番ティーショットを打つ、河本結(カメラ・古川 剛伊)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(7日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)

 河本結(リコー)は3バーディー、3ボギーのイーブンパー72で回り、トップと4打差の9位につけた。「オフから取り組んできたショットの感覚がやっと合ってきた。メジャーの難しいセッティングでも、いいパフォーマンスが出せた」。最終9番はピン手前約20メートルから3メートルオーバー。13番に続く3パットのボギーを喫したが、風が吹き難易度が上がった午後組で上位に名を連ねた。

 ツアー最短98ヤードに設定された15番では、バーディーを奪った。48度のウェッジでピン奧にキャリーさせ、壁を使って戻す作戦だったが、上で止まってしまった。「うわ、止まるんだって思ったけど、(永峰)咲希ちゃんが同じぐらいの所からで、ラインやスピードを見せてくれたので打ちやすかった」。8メートルのバーディーパットを沈め、大歓声を浴びた。

 同じ西コースで開催された2023年の160ヤードから、62ヤード短くなった今年の名物ホール。手前から6ヤードに切られたこの日、7人がティーショットを池に入れた。「すごく面白いと思う。スピンコントロールとスピン計算、風の読みも大事になってくる。いいショットを打ってマネジメントに成功した選手にはご褒美が来る面白い設定」と歓迎した。

 4月は立て続けに体調不良に見舞われた。初旬のヤマハレディース後に39度近い高熱に襲われ、インフルエンザと診断された。翌週の富士フイルムスタジオアリス女子オープン(埼玉)は欠場して療養した。体調回復後にKKT杯バンテリンレディス(熊本)に出場したが、今度は気管支やのどを痛めてしまい、第2ラウンド開始前に途中棄権した。現在の体調は「パーフェクトに近い。もう大丈夫。春休みになっちゃった」。笑顔が戻った。

 昨季は2勝を挙げ、メルセデスランキングで自己最高の3位に食い込んだ。「年間女王になるには何が足りないか」。自問自答を続けてきた。「今やっていることが完成したらなれる。完成形をゲットするのに時間がかかっている。ショットもパッティングもだし、いろんな感覚だったり。年間女王っていうのはいったん置いておいて、そこを完成させてにいっている」というのが現状だ。

 今季はSNSもほぼ封印している。「今自分が取り組むべきことにすごく価値を感じているし、楽しい。ゴルフへの向き合い方が変わったのかなとは思う」と心境を明かした。「昨季の結果に40%ぐらい満足している自分がいた。キャリアハイだったし、それにちょっと浸っていたけど、自分は何がしたいんだろうと。ゴルフ人生、あと何年できるか分からないし、目標に向かってやりたい」と気持ちを新たにした。

 「風が吹かなければ優勝スコアは8アンダーかなと思っている。明日は午前なので、しっかりアンダーパーで帰ってきたい。このメジャーでいい成績が出せたら自信になる。目の前の一打に集中して全力でやりたい」。今の河本の日常の景色は「自分とゴルフ」。初のメジャータイトルへ、一歩ずつ前に進む。

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