【ツアーメシ】宮崎出身の山内日菜子がおすすめする串焼き店「助八」…好物はパリパリピーマン


「助八」のパリパリピーマンを持って笑顔の山内日菜子(本人提供)

「助八」のパリパリピーマンを持って笑顔の山内日菜子(本人提供)

 第13回のゴルフ「ツアーメシ」は女子ツアー最終戦のメジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯(11月21~24日、宮崎CC)が行われた宮崎のお店を紹介します。11月の伊藤園レディスで劇的なツアー2勝目を飾った、ご当地・宮崎出身の山内日菜子(ライク)がおすすめする串焼き・炭火焼の「助八」を取り上げます。

 山内は伊藤園レディスで約1年8か月ぶりとなる涙の復活優勝を挙げた。それまでメルセデス・ランク73位でシード入りの50位圏外と苦戦していたが、シーズン終盤でシード落ちの危機を回避した。

 実はその約1週間前の10月下旬に地元・宮崎で父・克則さん(59)の誕生日をお祝いするために家族で訪れたという焼き鳥店が「助八」だ。リコー杯で話を聞くと「焼き鳥はもう間違いなくおいしいのですが、お気に入りは肉みそ入りのパリパリピーマンです。衝撃を受けました」と言い、おかわりしたほどだと明かしてくれた。大会後にもお店に足を運び、お気に入りとなっている。

 記者も大会中にお店の料理を堪能させてもらった。路地を曲がりビルに入ると、隠れ家的な雰囲気のある店内だが意外に広く、カウンター越しに山内のサイン色紙も飾られているのが見えた。焼き鳥はとても身が厚く食べ応えがあり、味も絶品。おすすめの「パリパリピーマン」も肉みそと新鮮なピーマンにまぶした塩味が絶妙に絡み合うおいしさで、一気に仕事の疲れが吹き飛ぶほどだった。ゴルフ好きという店主の石井良治さん(51)は「宮崎はお肉、野菜、全部おいしいのでぜひお店にいらして、楽しんでいってください」とPRした。

 山内はシーズンを振り返り「QT(予選会)行きも覚悟していた中で、まさか(その年の優勝者など40人しか出られない)リコーカップで宮崎に帰って来られるとは思っていなかったので最高の気分です」と語った。復活Vにつながるなど縁を感じさせる“ご当地メシ”のパワーを得て、来年もさらなる飛躍を目指す。(岩原 正幸)

 ◆山内 日菜子(やまうち・ひなこ)1996年4月22日、宮崎市生まれ。28歳。9歳から父の影響でゴルフを始める。2016年のプロテストに合格。プロ8年目の昨年3月、主催者推薦で出場したアクサレディス宮崎でQTランクで史上最も低い181位からの“下克上”となるツアー初制覇。今季はメルセデス・ランク49位。163センチ。趣味はピアノ。

 ◆串焼・炭火焼『助八』 住所は宮崎市中央通7―9 TOKIWA12ビル1

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