２年連続優勝を決めてトロフィーを中心にポーズをとるLPGAの（左下から時計回りに）小祝さくら、桑木志帆、河本結、佐久間朱莉、古江彩佳、竹田麗央
◆プロゴルフ男子、シニア、女子対抗戦 日立３ツアーズ選手権（８日、千葉・京葉ＣＣ）
女子ツアー（ＪＬＰＧＡ）チームが２１ポイントを獲得し、２年連続８度目の優勝を飾った。男子ツアー（ＪＧＴＯ）チームが１８ポイントで２位。シニアツアー（ＰＧＡ）チームが１５ポイントで３位だった。
初出場で今季年間女王の竹田麗央（りお、ヤマエグループＨＤ）は「私は初めて３ツアーズに参加したんですけど、すごく楽しくてチームの皆さんと協力して、優勝という形で終われてすごくうれしい。男子プロの方々と日頃、回る機会がないので、一緒に回らせていただいて、すごく迫力があって見ていて楽しかったです。また来年もこの大会に呼んでいただけるように頑張ります」と優勝の喜びを語った。
男子チームと並んで迎えた最終９番パー５。交互にボールを打つオルタネート方式で行われ、３打目のアプローチを竹田が務めた。バーディーなら優勝が近づく重要な場面で、ピンそばにピタリ。ペアの小祝さくら（ニトリ）がウィニングパットを沈め、連覇が決まった。「寄せやすいところにさくらさんが打ってくれた」と笑みを浮かべた。普段から仲の良い２人の相性が光った。
今大会ではスタート前のセレモニーでは各ペアの紹介時に、パフォーマンスをすることが恒例。竹田、小祝ペアは自身のグラブを持参し、ボールをギャラリーに投げ、スタート前から会場を盛り上げた。「野球しか思いつかなくて…」と笑ったが、野球好きの２人らしい登場となった。桑木志帆、佐久間朱莉ペアはＴｉｋＴｏｋで流行した「ギリハッピーダンス」を音楽に合わせて披露。古江彩佳、河本結ペアは古江が大好きな浜崎あゆみの「アリーナ」と叫ぶパフォーマンスをマネした。
１１月の日米共催ツアー、ＴＯＴＯジャパンクラシックで今季８勝目を挙げた竹田。初の年間女王に輝き、来季は米ツアー挑戦を控える。ファンの前で試合に出場するのは今季ラスト。「来年はまずは１年間、けがなく試合に出て、色んな経験ができたら」と意気込んだ。今大会での優勝を米国での弾みとする。
小祝さくら「このメンバーで優勝できて、本当にうれしい」
河本結「最高です。女の底力を見たか」
古江彩佳「アメリカツアーを中心にやっていて、３ツアーズに出られたことがうれしい。みんなで優勝できたこともすごくうれしい」
佐久間朱莉「この大会でＭＶＰを取ることができてうれしい」
桑木志帆「めっちゃうれしい」