男子は大郷喜一が初V、女子は田村萌来美が2連覇…関東高等学校ゴルフ選手権


カップを手に笑顔を見せる2連覇の田村(左)と初優勝の大郷

カップを手に笑顔を見せる2連覇の田村(左)と初優勝の大郷

◇報知新聞社後援 「関東高等学校ゴルフ選手権冬季大会兼全国大会予選」最終日(25日、千葉・一の宮CC、男子=西C、6557ヤード、112人参加、女子=東C、6264ヤード、110人参加、いずれもパー71)

 男子は大郷喜一(埼玉栄2年)が通算8アンダー、134の好スコアで初優勝を飾ると、女子は田村萌来美(もなみ、茨城・ルネサンス2年)が同4アンダー、138で2連覇を果たした。男女ともに逃げ切りVで関東高校No1の座を射止めた。

 大郷がチームメート対決を制した。初日を終え、埼玉栄の4人が3位タイまでの上位を独占する展開。大郷は「(初日)2位の1年生(今屋)にはもちろん、ライバルの同級生(河原、井上)には絶対に負けられない」という強い気持ちで臨んだ。

 前半首位キープで折り返すも、後半最初の2ホールで前組の井上が連続バーディーとし、1打差に迫られたが「自分を出し切ろう」と気持ちをコントロール。後半パープレーの安定したゴルフで2位の井上に4打差をつけ快勝。全国大会では「耐えるところは耐え、バーディーを狙えるところは取る。優勝を目指します」と関東チャンピオンらしく胸を張った。

 田村は前半9ホールはパープレーとし、後半は4バーディー、1ボギーでスコアを3つ伸ばし、1学年後輩で2位の戸高(ルネサンス1年)を1打差で振り切り、前日からの首位を守り切った。戸高とは「ルネサンスでワンツーフィニッシュしよう」と話していた。狙い通りの結果に思わず笑みがこぼれた。

 来年の目標は「プロテストで一発合格を狙っていく」と目標は高い。その足がかりとして迎える3月の春の全国大会では「最後になる春高で、アンダーで回って優勝を目指します」と力強く宣言した。

<男子上位成績>

〈1〉大郷喜一(埼玉栄2年)134〈2〉井上滉太(埼玉栄2年)138〈3〉小谷海斗(東京・代々木2年)140〈4〉*粂谷海翔(栃木・作新学院2年)140〈5〉今屋大雄(埼玉栄1年)140〈6〉中山大生(千葉黎明2年)141

<女子上位成績>

〈1〉田村萌来美(茨城・ルネサンス2年)138〈2〉*戸高玲奈(茨城・ルネサンス1年)〈3〉柳原由依(東京・共立女二2年)142〈4〉大橋莉生(静岡・浜松学芸2年)143〈5〉三原舞紀(千葉・成美学園2年)143〈6〉清藤羽琉(千葉・成美学園1年)143

※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による。*はシード選手

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