
古江彩佳
◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子世界選手権 第2日(28日、シンガポール・セントーサGC=6779ヤード、パー72)
7位から出た古江彩佳(富士通)は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダーの5位に浮上した。首位とは3打差としている。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ「きょうもリズムよくプレーできた。最初、バーディーからのボギーをすぐたたいたのは悔しかったんですけど、そこからうまく耐えながらバーディーが取れたので良かった」と笑顔で振り返った。
1番で4メートルを沈めてバーディー発進。3番でボギーをたたいたものの、5、6番を連続で伸ばした。難度の上がる後半に入っても安定したプレーを見せ、12番では10メートルのバーディーパットをねじ込んだ。最終18番はグリーン手前のバンカーからの3打目が4メートルオーバー。スライスラインを読み切って、パーをセーブし週末へ向かう。「昨日もバンカーに入れてボギーだったので、もう一回したくないという気持ちがうまく通じてくれて、パーセーブできて良かった」と笑みを浮かべた。
連日、風と暑さのタフなコンディションでのプレー。それでも昨年、日本人初の年間最少平均スコアの「ベアトロフィー」を獲得した実力者は「最後まで集中したいと思っていた。それは最後までできた」と涼しい顔で話した。昨年大会は首位で最終日を迎えるも、8位に終わった。「明日も集中して、最後までアンダーを目指して頑張りたい」。雪辱へ向け、3打差逆転を虎視眈々と狙う。