
10番で第2打を放つ桑木志帆 (カメラ・堺 恒志)
◆女子プロゴルフツアー 資生堂・JALレディス 第2日(4日、神奈川・戸塚CC=6766ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、昨年大会覇者の桑木志帆(大和ハウス工業)が25位で出て5バーディー、1ボギーの68と伸ばし、通算4アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。
前半の13番で3メートル、17番で10メートルのパットを決めてバーディー。2番で落としたが、3番で2・5メートル、7番で3メートル、8番で1・5メートルに乗せて伸ばした。「100点万点をあげていい。パターが昨日に比べて改善して、しっかりカップに届くようになった」と手応えをにじませた。
2週前のメジャー、全米女子プロ選手権は第1日に82をたたいて150位に沈んだ。特有のバミューダ芝と強風の影響を受け、パットの感覚に狂いが生まれた。「インパクトが緩んだまま日本に帰ってきた。なかなかラインに乗せられなかった」。前週のアース・モンダミン・カップでもパットで苦戦し、20位で終えた。
同じ2002年度生まれの佐久間朱莉(大東建託)が復調のヒントをくれた。今大会は2日間、同組で回り「朱莉のパッティングを見て、インパクトがしっかりして理想の転がりでヒントになった。しっかり加速させながら打ってて、全部オーバーして入りそうだった」。強くヒットさせ、カップに吸い込まれるパッティングでスコアを伸ばした。
前週に3勝目を挙げ、メルセデスランク1位の佐久間からの学びは大きい。「全てにおいて安定してる。本当に刺激もらってる。私も頑張らないとなと思う」。トップと2打差で挑む決勝ラウンドへ「ショットはまずまずなので、パターが入れば上の方で戦える。いいプレーができるように頑張りたい」と2連覇へ駆け上がる。