昨年の日本アマ覇者・松山茉生が首位浮上「最終日は耐えるゴルフをしたい」…高校生ゴルファー日本一目指す


中学の部が行われた三木GCでは中学ゴルファーが躍動した

中学の部が行われた三木GCでは中学ゴルファーが躍動した

◆報知新聞社後援 「2024年度 全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会 文部科学大臣楯争奪 個人戦」      第2日(20日、高校男子=オリムピックGC、同女子=チェリーヒルズGC、中学男女=三木GC)

 時折強い風が吹く厳しい条件の中、昨年の日本アマ覇者が首位に浮上した。

 高校男子は、昨年アマチュア日本一に輝いた松山茉生(まお、福井工大福井高1年)が、この日2アンダー、トータルイーブンパーでトップに立った。「調子は悪くない。今日のようなゴルフができれば。2位とは3打差あるので、ピンチになってもとにかく耐えるゴルフをしたい」と、頂点へ向けて気合いを込めた。

 3打差を追うのは、大会連覇を目指す外岩戸晟士(ほかいわど・せいじ、代々木高2年)。前半(イン)は3アンダーと気を吐き、一時は首位に浮上。「思った球が出ずに3パットしてしまった。そこから気持ちの切り替えができなかった」と3番でボギーを打つと、その後も4番でボギー、5番ではダブルボギーをたたき、後半を3つ落としてホールアウト。「トップとは3打差ありますが、最終日は自分のプレーに集中したい。最後に優勝楯を持てるように全力でがんばります」と、大会連覇へ向け意気込んだ。

 また同女子は、トップタイから出た岡嵜マイヤ(岐阜聖徳高2年)が、この日2つスコアを伸ばし、2アンダーで首位をキープ。1打差で岩永杏奈(大阪桐蔭高1年)が追う展開となっている。

 中学の部は、長﨑大星(日章学園中3年)と本村紅音(宝塚中2年)が、ともに4アンダーで初日からの首位を守った。

 なお21日の決勝ラウンドには、高校男女上位80位タイまで、中学男女上位40位タイまでが進出。21日、いよいよ中学・高校生ゴルファー日本一が決定する。

<2日目上位成績>

▼高校男子〈1〉松山茉生(福井工大福井1年)144(74、70)〈2〉外岩戸晟士(代々木2年)147(75、72)〈3〉長﨑煌心(日章学園2年)148(79、69)、久常優樹(作陽学園2年)148(76、72)、浅田千年樹(高知中央2年)148(75、73)、中本旺希(広島県瀬戸内2年)148(73、75)

▼高校女子〈1〉岡嵜マイヤ(岐阜聖徳学園2年)142(72、70)〈2〉岩永杏奈(大阪桐蔭1年)143(72、71)〈3〉清藤羽琉(成美学園1年)147(75、72)、佐藤小洛(明徳義塾2年)147(73、74)

▼中学男子〈1〉長﨑大星(日章学園3年)140(69、71)〈2〉神永直輝(東蒲3年)143(72、71)〈3〉道上嵩琉(滝川二3年)144(73、71)

▼中学女子〈1〉本村紅音(宝塚2年)140(70、70)〈2〉廣吉優梨菜(折尾3年)143(73、70)〈3〉川部日向(大分3年)147(75、72)、小田祐夕(深川3年)147(72、75)

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