
女子ツアー参戦2年目を迎えた政田夢乃
今季の国内男女ゴルフ界は、世代交代期を迎えている。スポーツ報知では、注目の若手選手のそれぞれの特徴や人柄を紹介する。第1回は、女子ツアー参戦2年目の政田夢乃(24)=なないろ生命=。
2年目を迎えた政田は、愛らしい笑顔が印象的な24歳だ。ルーキーイヤーの昨年は8月に2位に入るなど、トップ10入り5回。シードは逃したものの、今季はQTランク9位で前半戦出場権を獲得した。「今年はシード権獲得と、初優勝を目指して頑張りたい」と飛躍を誓った。
オフは飛距離アップをテーマに取り組んだ。昨季の平均飛距離は230・77ヤードでツアー70位。「短いクラブの方が自信ある。(第2打で)ユーティリティーが去年は多かったので、飛距離が出れば自然に短いのが持てる」。タイと宮崎の合宿ではバットを振ったり、方向性を気にせずドライバーを振り、「5~10ヤードは伸びた」と手応えをつかんだ。
タイではリゾート地のパタヤに行ったが、ゴルフ漬けで観光はできず。「虎にも象にも会わず、海にもプールにも入らず(笑)。でも、いい思い出になった」とツアープロとしての自覚も芽生えてきた。
1月には公式ファンクラブが設立された。限定の応援タオルは即完売したほどの人気ぶりだ。「ゴルフが楽しいことを伝えられたらいいなと思っているので、笑顔でプレーするところを見てもらいたい」とアピールポイントを語った。まずは、初優勝の夢をかなえる。(富張 萌黄)