鈴木愛、3アンダーで上位浮上 生涯獲得賞金10億円突破目前も「それよりも順位を上げたい」


前年大会優勝の鈴木愛(カメラ・今西 淳)

前年大会優勝の鈴木愛(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 第2日(22日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、昨年大会覇者の鈴木愛(セールスフォース)は5バーディー、1ボギーで4アンダーの68で回り、通算3アンダーでホールアウトした。

 6打差29位で出た鈴木は2番パー4でボギーをたたいたが、7番、8番と連続バーディー。観衆6503人が来場した中で、後半も10番、12番、15番でスコアを伸ばし、ホールアウト時点で2位タイに浮上した。

 鈴木は「アプローチ、パターは(初日より)今日の方が良かった」と話した一方、「いつもよりアイアンが5ヤードくらい飛んでなかったので、そこのアジャストが難しかった」と振り返った。

 ツアー通算20勝の30歳は、史上8人目の生涯獲得賞金10億円突破が懸かる。大台までは約330万円で、今大会単独7位以上でクリアするが、「それよりも順位を上げたいし、優勝したい気持ちが強い」。吉田優利(エプソン)が前半に5つ伸ばして首位を独走しており「優利ちゃんがだいぶ先にいってるので、(ホールアウト時点で)いくつ差で終わるか分からないけど、差がある分、冷静にゴルフができる。今日悪かったショットを修正できたらと思う」と最終日を見据えた。

 日本ツアーの生涯獲得賞金は、開幕戦のダイキンオーキッドレディスで2位に入った申ジエ(韓国)が13億8074万円余りで歴代1位となった。鈴木は「13億円は“桁が違うな”って感じです。目標にしたい金額だけど、簡単にいける数字ではない。いずれそれくらいいけたらなという気持ちです」と語った。

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