青木香奈子「堀川未来夢さんのおかげ」 デビューから2戦連続で決勝進出


プロ初戦から2戦連続で決勝ラウンドに進出した青木香奈子(カメラ・高木恵)

プロ初戦から2戦連続で決勝ラウンドに進出した青木香奈子(カメラ・高木恵)

◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 第2日(29日、宮崎・UMKCC=6538ヤード、パー72)

 宮崎出身でプロ2戦目の青木香奈子(マイナビ)は3バーディー、4ボギーの73で回り、通算1オーバー49位で、デビュー戦から2試合連続で決勝ラウンドに進んだ。大勢のギャラリーを引き連れ、地元の声援を力に変えた。「楽しかったし、緊張感のあるラウンドだった」。ギリギリでの突破に安堵(あんど)した。

 6番までに3つ伸ばし、3アンダーで上位に浮上も後半に入って失速。12番でアプローチを寄せきれずに、4メートル残ったパーパットを外したあたりから「ちょっとズルズルいってしまった」。カットラインを意識しながら迎えた18番パー5。1メートル弱のパーパットをしっかり沈めた。「プロテストを思い出すような緊張感だった。入れなきゃ予選通過はダメだと思っていたので、(デビュー戦の)Vポイントのどのショットよりも今回が一番緊張した」。ボールがカップに消えるのを見届け、「ホッとした。もう本当に手汗がにじんで」と笑顔を見せた。

 2週前に男子ツアー4勝の堀川未来夢とラウンドし、金言を授かった。「パーを取りにいくゴルフが一番難しい。守りにいくとパーが取れなくなる」。教えを守り、第3打をピン奥3メートルにつけた。バーディーこそならなかったが、納得の最終ホールだった。「堀川未来夢さんのおかげ。その教え通り、明日も狙いにいきたい。がんがんバーディーを狙いにいくゴルフがしたい」。前週のVポイント×SMBCレディスは8位発進からの13位だった。今大会では、最終日の浮上を目指す。

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