中島啓太 「74」で1差2位に後退も連覇射程圏で最終日へ


中島啓太

中島啓太

◆欧州男子プロゴルフツアー ヒーロー・インディアンオープン 第3日(29日、インド・DLFG&CC=7416ヤード、パー72)

 首位から出た前年覇者の中島啓太(フリー)はバーディーなし、2ボギーの74で回り、通算2アンダーで1打差2位に後退した。エウゲニオ・チャカラ(スペイン)が3アンダーで単独首位としている。アンダーパーに乗せているのはわずか5人だけと、タフなコンディションだが、ディフェンディングチャンピオンの意地を見せている。

 前半9ホールは大きなピンチもなく、全てパーでまとめ上げた。10番ではグリーン手前の花道から、グリーン面が見えない中放った第3打をピン奥1メートルにつけ、パーをセーブした。535ヤードと距離の長い14番パー4。2打目をグリーン左ラフに外し、ピンまで下り傾斜と厳しい状況だったが、ふわりと上げたアプローチをピン手前15センチに運び、タップインパーで切り抜けた。だが、15番パー5で3オン3パットと初ボギー。上ってから急激に下るバーディーパットが3メートルオーバーし、唇をかんだ。17番でもボギーをたたき、1打差2位に後退。それでも連覇を射程圏に捉え、最終日に駒を進めた。

 昨年大会では、欧州ツアー初優勝を果たした。同ツアー2勝目を挙げれば、日本勢では松山英樹以来、2人目の快挙。23年日本ツアー賞金王が、再びインドで頂点を目指す。

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