初優勝へ１打差を追う工藤遥加（カメラ・高木恵）
◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 第２日（２９日、宮崎・ＵＭＫＣＣ＝６５３８ヤード、パー７２）
ツアー未勝利の工藤遥加（加賀電子）が６バーディー、４ボギーの７０で回り、通算５アンダーとし、首位と１打差の３位に順位を上げた。「優勝したい。でもその気持ちを出し過ぎると変な方向に行くから、あんまり言わないようにしようと思っていたけど…でも優勝したい！」と熱い思いがあふれた。
気合のＶ字回復で優勝争いに踏みとどまった。グリーンを外した１２番から３連続ボギーを喫するも、１６番パー３でピンが切られた段の下から１０メートルを沈め、３連続バーディーで締めた。「（スコアを）戻せてよかった。ロングであまりバーディーを取れていないので、明日は取りたい」と意気込んだ。
今大会への出場が決まったのは開幕４日前の午後だった。主催者推薦の選手に別の資格が発生し、空いた枠に主催者から声をかけてもらった。「チャンスをものにしたいけど、まずは感謝の気持ちをもって頑張りたい」。元プロ野球選手の工藤公康氏の長女。２０１１年のプロテストに合格し、１３年５月には下部ツアーで優勝している。悲願のレギュラーツアー１勝へ、一球入魂で戦い抜く。