◆米男子プロゴルフツアー テキサス・オープン 最終日(6日、米テキサス州・TPCサンアントニオ=7438ヤード、パー72)
最終ラウンドが行われ、6打差5位から出た久常涼(SBSホールディングス)は3バーディー、5ボギーの74と落とし、通算4アンダーの5位で大会を終えた。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ「今日もタフな展開で、いい流れで途中、耐えながらバーディーを取れた。最後はちょっと残念」と悔しさをにじませた。
1番でグリーン奥のバンカーから3打目を寄せられず、ボギー発進となった。2番では2メートルのチャンスを決められなかったが、3番で2・5メートルを沈めて取り返した。その後は10、14番で伸ばしたが18番パー5で2打目を右に曲げた。第3打はグリーン左奥にこぼれ、4オン2パットのボギーフィニッシュとなった。「週末は寒くて風も(予選ラウンドと)真逆だった。自分は風が好きな方なので、戦えていたと思うが今週は詰めが甘かった」と肩を落とした。
優勝には届かなかったが、今季2度目のトップ5フィニッシュを果たした。「今週、結果は良かったが、上がりが悔しいので残念」と好成績にも納得はしていない。それでもプエルトリコ・オープンから今大会までのポイントランク上位の資格で、昇格大会のRBCヘリテージ(17~20日、米・サウスカロライナ州)への出場権を手にした。初のシグネチャー・イベントへ「また休んで頑張りたい」と必死に前を向いた。
大会はブライアン・ハーマン(米国)が逃げ切り、23年の全英オープン以来、ツアー4勝目を手にした。