男子ゴルフの2025年メジャー初戦、マスターズは4月10日から4日間、米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7555ヤード、パー72)で開かれる。年に一度の「ゴルフの祭典」の開幕を前に、知っておいて損はない記録を紹介する。
◆大会最多出場 ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)の52回が最多。アーノルド・パーマー(米国)の50回が2位。日本人では尾崎将司の19回が最多。
◆大会最多優勝 ジャック・ニクラウスの6勝(米国、1963、65、66、72、75、86年)。2位は5勝のタイガー・ウッズ(米国、1997、01、02、05、19年)。4勝のアーノルド・パーマー(米国、1958、60、62、64年)が3位で続く。
◆連覇 1965年&66年のニクラウス、89年&90年のニック・ファルド(英国)、01年&02年のウッズの3人のみ。
◆最年少&最年長優勝 最年少は1997年のウッズの21歳3か月14日。最年長は86年のニクラウスの46歳2か月23日となっている。
◆最長身選手、最低身選手の優勝 1969年大会優勝のジョージ・アーチャー(米国)は192・5センチ、91年大会優勝のイアン・ウーズナム(ウェールズ)は161センチだった。
◆最少スコア 通算は2020年のダスティン・ジョンソン(米国)の20アンダー、268。1ラウンドでは1986年大会第3日のニック・プライス(ジンバブエ)と96年大会初日のグレッグ・ノーマン(オーストラリア)の「63」。日本人では21年大会第3日の松山英樹の1イーグル、5バーディー、ボギーなしの「65」が歴代最少。
◆1ホール最多打数 1978年の第2日に中嶋常幸が13番パー5で小川に捕まり、「13」の大たたき。80年の初日には12番パー3で5回も川に入れたトム・ワイスコフ(米国)も記録。2018年初日の15番でも、連覇を目指したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が5回もグリーン手前の池に入れる悪夢に襲われた。
◆優勝者の最多スコア 1954年のサム・スニード(米国)、56年のジャック・バーク(米国)、2007年ザック・ジョンソン(米国)の3人の通算1オーバー、289。
◆アルバトロス(規定打数より3打少なく上がること) これまで4人が1度ずつマークした。1935年大会最終日15番パー5のジーン・サラゼン(米国、4Wで残り235ヤード)が第1号。67年大会初日8番パー5でブルース・デブリン(オーストラリア、4Wで248ヤード)。94年大会最終日13番パー5でジェフ・マガート(米国、3Iで222ヤード)。2012年大会第2日2番パー5でルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ、4Iで残り253ヤード)が記録している。