男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは１０日にジョージア州オーガスタ・ナショナルＧＣで開幕する。２０２２、２４年覇者で世界ランキング１位のスコッティー・シェフラー（米国）が８日に会見し、２連覇へ意気込みを語った。
米ツアー１３勝の２８歳は６日に練習ラウンドを行い、悪天候となった７日は休養にあて、８日は前半の９ホールをプレー。「明日（９日）は後半の９ホールをプレーする」と近況を明かした。体調については「この雨と、花粉のせいで、朝、車から降りると涙目になる。例年より少しひどいですが、気分は良い。準備万端です。鼻水が出ても、私は止まりません」と語った。
今大会のパワーランキング（優勝候補番付）で１位に選出。１９６５、６６年のジャック・ニクラウス（米国）、８９、９０年のニック・ファルド（英国）、２００１、０２年のタイガー・ウッズ（米国）以来となる史上４人目の大会連覇がかかる。
シェフラーは「トーナメントに出場する準備に重点を置き、プレー中は良い姿勢でショットに正しくアプローチするようにしている。それが私の成功の定義です。私は本当に、あまり過去を振り返らないようにしています。あまり先の未来を見ないようにしている。今に集中して、１週間ずつ進んでいくのが好きだ」と力説した。
さらに「木曜日にティーアップして、他のみんなと同じようにパーでトーナメントをスタートする。去年は今年とあまり関係ない。このゴルフコースでうまくプレーした経験を振り返り、それを振り返ることができるという点を除けばね。木曜日に悪いスタートを切ったとしよう。過去数年間ここでやってきたことを自信にして、状況を好転させることができる。だけど、結局のところ、木曜日にそこに足を踏み入れると、パーで、まったく新しいゴルフトーナメントになる。去年は何も意味しない」と持論を語った。
昨年末にクリスマスの夕食準備中に割れたガラスで右の手のひらを負傷し、今季は開幕戦から欠場が続いた。１月末にＡＴ＆Ｔペブルビーチプロアマで復帰し、前々週のテキサスチルドレンズヒューストンオープンで２位に入るなど、調子を上げている。「間違いなく、今年一番、準備ができている」と自信をのぞかせた。
予選ラウンドは、全米プロ２勝のジャスティン・トーマス（米国）、アマチュアのホセルイス・バレスター（スペイン）と同組でプレーする。