マキロイ「呪いがとけるような思い」 マスターズ初V、キャリアグランドスラム達成…一問一答


◆米男子プロゴルフツアー マスターズ 最終日(13日、ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)

 2位に2打差の首位からスタートしたロリー・マキロイ(英国)が、通算11アンダーで並んだジャスティン・ローズ(英国)とのプレーオフを1ホール目で制し、初優勝を飾った。ジーン・サラゼン、ベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、タイガー・ウッズに続く史上6人目のキャリアグランドスラムを達成した。

 マキロイは優勝インタビューで「自分をマスターズチャンピオンと呼べることに誇りに思う」と喜びをかみしめた。

 ◆マキロイ・一問一答

 ―心境は。

 「素晴らしい気分だ。17回目のマスターズ。自分の時がくるのかと疑う時もあった。ここ10年はグランドスラムを目指し、重荷を背負ってプレーした。また来年の話をしなければいけないのかと思った。今は本当に光栄な気持ちでいっぱいです。自分をマスターズチャンピオンと呼べることに誇りに思う」

 ―アップダウンが激しい展開。もし優勝できたらとラウンド中に考えたか。

 「13番でクリークでウェッジ…。あの時、しっかりバウンスバックできたのは自分を誇りに思う。最初(1番)のダブルボギーに関しても、おかしな言い方だけど、自分の緊張感を緩められたのかもしれない。今週はずっと厳しい展開の中でプレーできたけど、自分はそこから乗り越えられたことはよかった」

 ―プレーオフでローズの素晴らしいセカンドショットをさらに超えるショットを打った。

 「たしかプレーオフはレギュレーションの2ヤード短いショットだった。ギャップウェッジで打ったが、いい数字だと思ったので、しっかりとスイングにコミットできれば大丈夫だと思ってた」

 ―キャリアグランドスラムを獲得した瞬間の思いは。

 「14年間かかった。2011年にチャンスがありながら取れなかったので、たくさんの感情がこみ上げてきた。ああいう瞬間の中で走馬灯のように、自分は呪いにかかってていて、その呪いがとけるような思いだった」

 ―アイルランドのみんなにも犠牲を払ってきた。

 「もちろんです。来週みんなに会って、お祝いするのが待ちきれない」

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