
10番ティーショットを放つ全美貞(カメラ・今西 淳)
◆報知新聞社後援女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(8日、茨城GC東C=6675ヤード、パー72)
日本ツアー25勝の全美貞(ジョン・ミジョン、韓国)は2イーグル、1バーディー、2ボギーの69で回り、好スタートを切った。
42歳のベテランが圧巻の2イーグルで観客を沸かせた。前半の15番パー5は残り67ヤードの第3打が直接カップイン。「ボールが(視野から)消えてて、グリーン奥までいっちゃったかと思ったら入ってくれてうれしかった」と笑顔で振り返った。
後半5番パー4は残り111ヤードの第2打がカップに吸い込まれ、この日2つ目のイーグル。「いいショットだったけど、まさか入るとは思ってなくてビックリだった。すごいラッキーなイーグルが2つもあってよかった」と声を弾ませた。
韓国勢は、昨年大会で15歳176日のアマチュアで国内男女ツアーを通じて最年少Vを達成した李暁松(リ・ヒョソン)ら計8人が出場。全は「最近、韓国の選手が(日本ツアーで)減ってきてるので、寂しいなと感じていた。若手の選手がみんな来てくれたらいいなと思う。頑張ってほしい」と期待した。
さらに、日本ツアー初出場となったパク・ヒョンギョン(韓国)が初日を3アンダーと好発進。母国ではキュートとビューティフルを合わせた造語「キューティフル」の愛称で親しまれる人気選手が観客を魅了した。パクがアマチュア時代に韓国の大会で同組で回った経験がある全は「プロになってからもずっとテレビで見てて、すごくいいプレーをしてるなと思ってた。とてもいいプレーができると思う」と絶賛した。