
2番ティーショットを放つ金沢志奈(カメラ・山崎 賢人)
◆報知新聞社後援女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(9日、茨城GC東C=6675ヤード、パー72、報知新聞社後援)
5位で出た金沢志奈(クレスコ)は4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーの暫定2位でホールアウトした。
出だしの1番、6番でスコアを伸ばしたが、7番と9番でボギー。それでも、後半の10番で8メートルのロングパットを沈めてバーディーを取り返すと、13番は4メートルの下りパットを決めるなど、後半はノーボギーで終えた。
金沢は「前半はドライバーが曲がってしまって、ピンチなホールもあったけど、パターに救われた感じです」と振り返った。茨城・笠間市出身。高校時代から試合で何度もプレーして熟知してきた「好きなコース」で好スコアをたたき出した。
この日のグリーンスピードは国内で今季最速「14と2分の1フィート」の設定となったが「速いグリーンが好き」と金沢。第1日は69で好発進したが、パッティングが振るわず。ラウンド後の練習で「ロングパットのタッチを合わせた。思ったより3分の2くらいで打つ感じでいいんだなと思った」と調整したパットがさえた。
プロ9年目の29歳は、いまだ優勝経験なし。前週まで2戦連続の予選落ちと苦戦が続くが、地元開催のサロンパスカップには特別な思いがある。「サロンパスで優勝したい気持ちはすごくある。とにかく自分のプレーに徹して、1つでも多く伸ばしたい。地元なのでたくさんの人が応援に来てくれてるので、一緒に頑張りたい」と意気込んだ。