
18番でバーディーを奪いガッツポーズする申ジエ。通算8アンダーで2位に付けた(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(10日、茨城GC東C=6675ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2018年覇者の申ジエ(韓国)が7バーディー、2ボギーで、この日のベストスコア67をマークし、通算8アンダーでトップと2打差の2位に浮上した。「集中力がよかった。終わるまでスコアが分からないぐらい集中できていた。最終組に入ることを今日は目標にしていたので、狙った通りにできてよかった。明日、優勝したいです」。笑顔で7年ぶり戴冠を宣言した。
3番で8メートル、4番で10メートルを沈めて連続バーディーを奪い、波に乗った。後半に入ると、勢いはさらに加速。14番ではグリーン手前から7メートルをパターでねじ込み、ガッツポーズも飛び出した。「うれしかった。狙うところにちゃんと打てて、結果もよかった。その雰囲気に乗りたくてポーズが出た」。気持ちを高め17、18番の連続バーディー締めにつなげた。
18年は西コースでの優勝だった。大会初となる「東西制覇」の偉業をかけ、最終日を迎える。「西と東はマネジメントが違うコース。フェアウェーからグリーン面が見えないホールが東は多いので、高い球とか、いいイメージがすごく大事。西コースでいい勝負をして勝った記憶は私の中でとても強い。いい勝負をして優勝したいけど、まずは今日みたいな、いいゴルフをしたい」と元世界ランク1位の37歳。茂木宏美の36歳17日を上回る大会史上最年長優勝の記録を、39歳の藤田さいきと争う。