女子ゴルフのブリヂストンレディス最終日にジュニアゴルファーレッスン会を行った宮里藍さん（前列中央）とジュニアゴルファーたち（大会提供）
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 最終日（２５日、愛知・中京ＧＣ石野Ｃ＝６６４２ヤード、パー７２）
ブリヂストン・アスリート・アンバサダーを務める元世界ランク１位の宮里藍さん（３９）が、会場内の練習場でジュニアゴルファーレッスン会を行った。
小学２年から中学１年生までの１４人が参加。３つのグループに分かれて１人ずつ藍さんの指導を受けた。ゴルフ歴はそれぞれだったが日米通算２５勝の藍さんは、個々に応じて丁寧にアドバイス。アドレスの向きや、ボールとの距離、重心の位置などをそれぞれに優しく指導。ジュニアたちも熱心に助言に耳を傾け、打ち続けていくうちに次第にボールがまっすぐ飛んだり、飛距離が伸びたりという場面が見られた。
質問コーナーでは「スコアを縮めるには」「コースでまっすぐ飛ばすには」「勉強とゴルフを両立するには」「ミスした後にメンタル的に持ち直すためには」などの質問がジュニアたちから相次いだ。藍さんは１つ、１つ自らの経験をもとに答え、参加者全員のキャップにサインをして、最後に全員で笑顔で記念写真におさまった。
レッスン会後、藍さんは「参加してくれたジュニアの皆が本当に一生懸命、楽しそうにボールを打っている姿が印象的でした。また、最後の質問コーナーでは、たくさんの手が挙がってうれしかったし、受け答えがとてもしっかりしていましたね。
自分が子供の頃は、大人用のクラブを切って使っていたので、力任せに打っていましたが、今の子たちは、自分の体に合ったクラブを小さいときから使うことができていて、上達のためにはとてもいいことだと思います。
ジュニアの皆には、とにかく楽しくゴルフを続けてほしいと思いますので、そのための環境づくりを周りの大人の方にはしていただけるとうれしいです。そのためには、大人の方にもゴルフを楽しんでほしいですね」とコメントした。