小祝さくら ツアー259戦目で初の棄権「後半この腕じゃ無理」、左手首痛で9ホール終了後


小祝さくら

小祝さくら

◇女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第2日(25日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6503ヤード、パー72)

 2週連続優勝をかけてトップでスタートした小祝さくら(ニトリ)が、第2ラウンド9ホール終了後に棄権した。左手首痛が理由で、小祝の棄権は2017年のプロテスト合格後、ツアー259戦目にして初。

 左手首を氷のうで冷やしながら取材に応じ「8番のティーショットで痛くなって、9番のティーショットはインパクトが痛すぎて、力が入らない感じだった。手首を返す動作が痛かったので、ちょっとこれはやばいなと思って。後半この腕じゃ無理だなと思った。構えの形をしたら痛い」と語った。

 「このホールは最後までいけたらいいなと思って9番はやっていた」。痛みで左手首を返すことができないため、ドライバーを握ったティーショットは右に大きく曲げた。3番ウッドでの第2打も右のギャラリー方向へ。「力が入らないので、番手を上げて軽く打ちながら」なんとかパーで上がり、ハーフを終えた。1バーディー、1ダブルボギーとスコアを1つ落とし、通算5アンダーにしていた。

 今季初優勝した前週の明治安田レディス後、右の小指と薬指の間と、左手首に痛みを抱えていることを明かしていた。今大会の開幕前には「多分年もあるのかな。若いときはそういうのなかったので。試合中はまだ大丈夫だけど、朝のスタート前の練習とかはけっこう痛い」と話していた。21日に病院に行こうと考えたが、祝日だったため断念。針治療などでケアをしていた。

 次週は海外メジャーAIG全英女子オープン(31日~8月3日)が控えている。「今から病院を探して行く。とりあえず、来週なんとかできたらいいな」と口にした。プロ9年目の小祝は、2018年から昨年8月のNEC軽井沢まで日米228試合連続出場を遂げた鉄人として知られている。

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