
中学男子は日章学園が2年ぶりに優勝
中学・高校ゴルフ部の団体戦「緑の甲子園」の高校の部予選2R目と、中学の部決勝Rが行われ、中学の部は男子が17オーバーで日章学園中(宮崎)が2年ぶりにVを奪還。女子は同じく17オーバーの埼玉栄中(埼玉)が2連覇を飾った。
日章学園の今大会にかける思いはどの学校よりも強かった。一昨年まで4連覇を達成したが、昨大会は、滝川第二中に同スコアながら大会規定で惜敗。「すごく悔しい思いをした。これでダメだったら後悔はないというくらい一生懸命練習をしてきました」と主将の杉本翔(3年)。優秀選手に贈られるMVPを獲得する活躍で、V奪還の立役者となり、連覇達成の目標を後輩に託した。
昨大会で悲願の初優勝を飾った埼玉栄は、偉業を成し遂げた先輩たちからのエールに応え見事連覇を達成した。「(優勝が決まり)早速先輩たちに報告しました」と、主将の近重怜奈(3年)は重責から解放されホッとした表情を見せた。後輩たちに向け「成績も大事だけど、感謝の気持ちを忘れないように伝えたい」と一番大切なことを後輩に引き継いだ。
高校男子予選2R目は、2日間19アンダーで大阪学院大高(大阪)が、予選トップで決勝Rへと駒を進めた。キャプテンの角江陸翔(3年)は「決勝は落ち着きながらもチャンスが来たら攻める。優勝してチーム全員で笑って帰りたい」と、15年ぶりとなる優勝へ力を込めた。
同女子は初日首位のルネサンス(茨城)が、36アンダーまでスコアを伸ばしトップ通過。また、初出場の麗澤瑞浪高(岐阜)は、女子プロゴルファーの神谷そらを姉に持つ神谷ひな(3年)が最終ホールでバーディーをとり、混戦を抜け出して7位でフィニッシュ。初出場で決勝R進出を決めた。「姉には不安なことがあれば、聞いてもらったりしています。決勝は横一線スタート。攻めるゴルフでスコアを伸ばしたい。目標はトップ�\xBC\x93」。高校生活最後にして初めての団体戦に目を輝かせた。なお、29日の決勝Rには男女それぞれ8校が進み、予選のスコアを持ち越さず横一線からスタートする。
▽高校男子〈1〉大阪学院大高〈2〉興国高〈3〉佐野日大高〈4〉代々木高〈5〉埼玉栄高〈6〉
大阪桐蔭高〈7〉福井工大福井高〈8〉広島国際学院高
▽高校女子〈1〉ルネサンス高(茨城)〈2〉大阪桐蔭高〈3〉ECC学園高〈4〉エナジックスポーツ学院高〈5〉埼玉栄高〈6〉沖学園高〈7〉麗澤瑞浪高〈8〉共立女子第二高