
小祝さくら
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は30日、左手首の負傷で欠場中の小祝さくら(ニトリ)からトーナメント特別保障制度の申請があり、同専門委員会で承認されたと発表した。公傷の内容や適用の理由についてはプライバシー保護に配慮し、公表しないとした。
ツアー12勝の小祝は左手首を痛め、7月の大東建託・いい部屋ネットレディスをを最後に欠場。9月には、TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)と診断され、完治を目指して手術を決断し、今季の残り試合を欠場すると発表していた。
JLPGAは単年シード選手の今季出場義務試合数を開催試合数の60%以上と定めているが、今季の小祝は国内ツアー18試合と海外メジャー1試合(全米女子オープン)の出場にとどまっていた。だが、同制度の適用により、同委員会が承認した欠場の試合から復帰までに欠場した競技数を除いた試合数の60%以上に変更。今年度中に復帰しない場合は出場義務試合数が12試合となり、小祝はクリアする。
26年度の単年シード選手の条件に該当する場合、当該シードが付与される。また、26年度中に復帰したものの27年度の単年シード条件を満たさなかった場合は、欠場した試合数(26年度中に限る)と同数を競技数とする。
同制度の適用期間は、欠場が始まった8月の北海道meijiカップから1年間。26年の同一開催週までに復帰した場合に限り、保障競技に出場できる。26年度に復帰できない場合は、同委員会が認めた場合に限り、27年度に復帰できるとしている。